「虎に翼」は大人気の朝ドラです。主人公の寅子は弁護士、裁判官としていますが、モデルは三淵嘉子さんという方です。三淵さんはやはり寅子のようにかっこいい女性だったのでしょうか。今回は虎に翼のモデルとなった三淵嘉子さんの家族について調べてみました。
三淵嘉子 生まれた家は
三淵嘉子さんは1914年に武藤家で生まれました。日本初の女性弁護士として若い頃から活躍されていたのは、やはり家族の影響が大きいと思います。虎に翼のモデルとなるほどの人物が生まれ育った家の人々についてまとめました。
父・貞夫
医師の家に産まれ、後に市会議員の養子となりました。この市議会議員は武藤直言という人で、妻・ノブの伯父です。東京帝国大学を卒業し、台湾銀行に就職していて優秀な人物であると思われます。
その後も日本防災工業や昭和金属などのさまざまな会社で代表を務めるなど、長く活躍されました。寅子の父親と同じように、娘が法律を学びたいという思いを応援していたようです。虎に翼のモデルはこの父親の影響を大きく受けていたのではないでしょうか。
母・ノブ
幼い頃に父を亡くしたため、伯父・武藤直言のもとで育ちます。武藤家は裕福だったようです。結婚し、三淵嘉子さんを含む5人の子を育てました。女性が勉強すると嫁に行けなくなると考え、嘉子さんの進学には反対していたそうです。
兄弟
三淵嘉子さんには4人の弟がいます。一番上の弟は出征し28歳の若さで亡くなってしまいますが、3人の弟たちは長生きし、活躍されました。弟の経歴を簡単に紹介します。
- 一郎:横浜高等学校卒業→日立製作所
- 輝彦:東京帝国大学卒業→昭和加工などで勤務→日本煙火協会専務理事
- 晟造:北海道大学卒業→医師
- 泰夫:東京大学卒業→林野庁職員
三淵嘉子 結婚歴
三淵嘉子さんは2回の結婚歴があります。2人の夫がどのような人物なのか調べました。
夫①和田芳夫
三淵嘉子さんの実家である武藤家の書生だった縁で知り合いました。書生とは、他人の家で家事手伝いをしながら学校に通うことです。和田芳夫さんは明治大学の夜間部に通っていました。結婚後は出征し、戦病死してしまいます。結婚生活はわずか5年ほど、長男はまだ3歳でした。
夫②三淵乾太郎
父親は最高裁長官を務めたこともある三淵忠彦さんです。兄弟は千代田生命保険社長、大東京火災海上保険常務など、活躍されている方が多くいます。
乾太郎さんは長男で、東京帝国大学を卒業し、司法省、判事を経て裁判官、裁判所長なども務めました。妻が病死し、その後嘉子さんと再婚しました。
三淵嘉子 子供はいる?
三淵嘉子さんの実子は、最初の夫・和田芳夫さんとの子である長男・芳武さんです。さらに三淵乾太郎さんの連れ子が4人います。
長男・和田芳武
東京大学、東京女子医科大学で寄生虫の研究をしていました。数々の論文執筆に携わっていたようです。2020年(77歳)ごろまでご存命だったとの情報もあります。
連れ子の4人
三淵乾太郎さんは前妻との間に一男三女がいます。
- 長女・那珂
- 次女・奈都
- 三女・麻都
- 長男・力
4名とも学歴や経歴に関する情報は見つかりませんでした。
虎に翼では星朋一、星のどかの二人が該当します。朋一は“法律の勉強をしている大学生。成績優秀で、手先が器用。”(引用:NHK)で、父と同じような能力を持っている可能性はありそうです。しかし、史実通りの経歴となっているのかはわかっていません。
まとめ
虎に翼のモデル・三淵嘉子さんの家族についてまとめました。三淵嘉子さんの育った家、結婚相手ともに立派な家柄でした。三淵嘉子さんのすばらしい活躍のルーツは育った環境にもあったと思います。
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