「花子とアン」は2014年の朝ドラです。モデルは翻訳家の村岡花子さん。村岡さんが翻訳した中で最も有名な「赤毛のアン」は主人公・アンの詩的な表現力や面白い行動が魅力の作品です。それを翻訳した村岡花子さんもユーモアにあふれた方だったのではないでしょうか。そんな村岡花子さんの人生を描いた「花子とアン」のキャストや相関図、見どころなどを振り返ります。
『花子とアン』キャスト 相関図
「花子とアン」のキャスト・相関図を見てみると、朝ドラらしく豪華です。その中から主要なキャストを紹介していきます。
ヒロイン 村岡花子（安東はな）
ヒロインを演じたのは吉高由里子さんで、幼少期は山田望叶さんでした。本名は「安東はな」ですが、「花子」と呼ばれたいと考えるなど、性格は赤毛のアンの主人公に近くなるように設定されたそうです。結婚後は村岡花子となり、モデルの人物の名前が使われています。
戦争や震災などの苦悩がありながら、翻訳家として子供たちのために活動する女性です。
ヒロインの家族
ヒロインが育った安東家は、山梨県甲府市の小作農家です。
| 父・吉平 | 伊原剛志 |
| 母・ふじ | 室井滋 |
| 祖父・周造 | 石橋蓮司 |
| 兄・吉太郎 | 賀来賢人（幼少期は山崎竜太郎） |
| 妹・かよ | 黒木華（幼少期は木村心結） |
| 妹・もも | 土屋太鳳（幼少期は渡邊れいら・須田理央など） |
甲府の人々
ヒロインは甲府と東京を行き来しています。甲府で出会った人々を紹介します。
| 幼馴染・木場朝市 | 窪田正孝（幼少期は里村洋） |
| 木場朝市の母・リン | 松本明子 |
| 地主・徳丸甚之助 | カンニング竹山 |
| 徳丸武 | 大和悠馬（幼少期は高澤父母道） |
| はなの小学校の担任・本多正平 | マキタスポーツ |
東京・女学校の人々
勉強の才能を見出されたヒロインは、10歳のときに上京しました。女学校で出会う先生たちを紹介します。
| ブラックバーン校長 | トーディ・クラーク |
| 教師・茂木のり子 | 浅田美代子 |
| 英語教師・富山タキ | ともさかりえ |
| カナダ人教師・スコット先生 | ハンナ・グレース |
女学校の生徒や友人の主要キャストを紹介します。
| 先輩・白鳥かをる子 | 近藤春奈 |
| 友人・葉山蓮子 | 仲間由紀恵 |
| 友人・醍醐亜矢子 | 高梨臨 |
葉山蓮子は歌人の柳原白蓮がモデルです。実際に村岡花子さんとも親交があったとされています。
東京・結婚後の家族
ヒロインは東京・銀座で印刷業を営む村岡家と結婚します。
| 夫・英治 | 鈴木亮平 |
| 息子・歩 | 横山歩（２歳・遠藤颯） |
| 養女・美里 | 金井美樹（幼少期は三木理紗子・岩崎未来） |
息子の歩は５歳になる前に急死してしまいます。その後、妹・ももの子供である美里を養子にしました。
『花子とアン』見どころ
「花子とアン」も他の朝ドラと同じように、ヒロインの成長が一番の見どころです。貧しい家で生まれた少女が家族に支えられながら勉学に励み、翻訳家として大成する様子は、元気をもらえます。
「花子とアン」ならではの見どころは「赤毛のアン」を思い出す描写がちりばめられているところです。ドラマに出てくる「腹心の友」や祖父の口癖「そうさな」はもちろん、木場リンの名でリンド夫人を思い出した方もいらっしゃるかもしれません。「赤毛のアン」を読み返したくなりますね。
『花子とアン』結末（ネタバレ有り）
「花子とアン」は“アンのように、夢見る力を信じて生き続けた花子の、明治・大正・昭和にわたる、その波瀾万丈の半生記”（引用：NHKアーカイブス）です。
花子は関東大震災や息子の死、戦争などで苦労しながらも、スコット先生からもらった「赤毛のアン」の原本である洋書を命より大切にし、翻訳しました。最終週付近では「赤毛のアン」を売り込み、ベストセラーになる過程が描かれています。最終回は「赤毛のアン」出版記念式典が行われますが、花子の頭の中はすでに続編の翻訳のことでいっぱいです。
まとめ
「花子とアン」のキャスト、相関図は朝ドラらしく豪華です。ヒロインは吉高由里子さんでした。見どころは赤毛のアンのオマージュが随所にみられるところです。ドラマ内でも村岡花子さんの人生と同じく「赤毛のアン」が大ヒットして結末を迎えました。
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