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未完のまま連載終了も…?最終回が気になる!長期休載のマンガ2選

未完のまま連載終了も…?最終回が気になる!長期休載のマンガ2選

様々な媒体で様々なマンガが掲載されている現在。多くの漫画家が身を削りながら私たち読者に非常に多くの楽しみと興奮を与えてくれています。

そんな漫画家のなかにはあひるの空 連載終了やNANA 最終回 いつなど、作者の体調不良などが原因で未完のまま時には10年以上休載している漫画もあります。

そこで今回は連載開始から30年近く経ち、休載が年単位でされている作品2つについて詳しく紹介していきます!

未完で終わる心配のある作品とは

今回紹介する作品は

  • ベルセルク/三浦建太郎
  • HUNTER×HUNTER/冨樫義博

の2作品です。

ともに売れっ子漫画家により連載が開始されてから30年が経ち、今なお連載中という作品です。

ベルセルク / 三浦建太郎

あらすじ

主人公のガッツは身の丈を超える巨大な剣や大砲を仕込んだ義手など様々な武器を駆使し、ひとりゴッド・ハンドを探し出す旅を続ける「黒い剣士」です。

共に旅をすることになった妖精・パックと共に、各地で人々を脅かしている使徒を追い戦いを繰り広げる、日本が世界に誇るダークファンタジーです。

作品の概要まとめ

1989年から連載開始した『ベルセルク』はエロ、グロ、バイオレンス、ファンタジー、何でもありの英雄譚でもありますが、作品通してのテーマは“復讐劇”として描かれています。

とくにガッツがなぜゴットハンドに復讐しようとしているのかを描く過去編【黄金時代篇】は非常に名作でありつつも、凄惨すぎて軽いトラウマになるレベルです。

初期の頃から作品が醸し出す雰囲気、練られている世界観が壮大すぎるために終わる気配がないのがこの『ベルセルク』です。作品の書き込みが非常に多く、週刊のペースでできる代物とは思えないほどで、休載の方が連載よりも多いと言われるほどです。

2021年5月6日作者・三浦建太郎さんが死去

2021年5月6日に三浦建太郎さんが大動脈解離のため54歳という若さで亡くなりました。読者の誰もが願った三浦さん自身の健康と作品の完結は実現しないこととなってしまったのです。

しかし、その翌年、2022年6月7日『ベルセルク』を連載する白泉社から連載再開のお知らせがなされました。

というのも、三浦さんの盟友である森恒二先生が生前に『ベルセルク』のラストまでの構想を聞いており、編集やスタッフもいくつかの構想を聞いていたことから、森先生を監修にスタッフとともに三浦先生の構想を実現、作品の完結に向けて動き出しました。

三浦建太郎さんの体調不良、死去という長期救済を乗り越え、最後まで描かれる『ベルセルク』がどういった結末を迎えるのか、楽しみに待ちたいですね!

HUNTER✕HUNTER / 冨樫義博

あらすじ

主人公のゴンは父と同じハンターになり、父に会うため旅に出ます。

同じようにハンターになるため試験を受けるレオリオ、クラピカ、キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

作品の概要まとめ

『HUNTER×HUNTER』は冨樫義博先生の持病でもある腰痛などが連載当初から原因で休載、掲載を繰り返しています。そして、2012年16号から2014年26号までは2年2か月の長期休載となりした。2014年以降は単行本1冊分(およそ10話)を掲載、休載というスタイルをとっていた。

こういったことを受け、ネットでは「冨樫仕事しろ」と言われるようになってしまいました。休載に関しては体調も影響しているため、致し方ないところがありますが、人気絶頂のタイミングで休載が増えてきたことで、多くの不満が寄せられるようになったようです。

2022年5月24日にTwitter(現:X)のアカウント開設

2022年5月24日に冨樫義博先生名義のTwitter(現:X)アカウントが開設されました。そこには原稿用紙の写真とともに「とりあえずあと4話。」とだけ記載されたツイートが投稿されました。

そして、2022年10月24日発売の47号で再開され、過去最長の休載記録(約3年11か月)ではありましたが、連載が開始されました。

週刊連載終了

2022年12月26日に第400話を達成したことを最後に“週刊連載”を終了し、第401話以降は冨樫先生の体調を考慮して「週刊連載ではない掲載形態での継続」がなされることになりました。

結末は4パターン想定

2023年11月21日深夜に放送されたバラエティ番組「イワクラと吉住の番組」にて「『拝啓、中の人』 〜HUNTER×HUNTER #冨樫義博 先生〜」という特集が組まれました。

この番組の中で、「結末は決まっていますか?」という質問がなされ、冨樫先生は直筆の手紙にて「A・B・Cの3パターンを用意している」と回答し、それら三案から漏れたもう一つの結末・Dパターンを用意しているそうです。

万が一、未完のまま冨樫先生が死去した場合はDパターンが結末であったと受け止めて欲しいと書き綴ったあと、以下の内容を発表しました。

HUNTER×HUNTERの結末Dパターン

池のほとりで釣り竿を握り微動だにしない少女。突然竿が大きくしなり、少女が叫ぶ。彼女の名前はギン。ギン「来た来た来たァァ!!」池の主を担ぎ、得意気にギンは1人の女性の前に立ち言い放つ。ギン「約束通り主を釣ったよ!!お母さん!!」さらに女性に近づき小さな声でギンは続ける。「これでもう二度と私にハンターになれとか言わないでしょ…!」仕方なくうなずく女性。ギンは主を担ぎながら去って行く。

 

 母親「主を釣り上げることで狩猟(ハント)に目覚めてくれると思ったんだけど…ねぇ?」女性が隣の夫に同意を求める。父親「島から一生出ないで店を継ぐ…。それが現在(いま)のギンの希望なんだ。尊重してやろうよ」。女性はまだ不満気だ。母親「まぁ、途中で気が変わるかも知れないしね。全くあなたもギンに何でそんなに…って、そりゃミト大ばあばとノウコばばの血筋よねェ…。」どうやらミトとノウコが血縁関係にないことを女性は知らないらしい。夫は静かにほほ笑む。あきらめきれず、女性は続ける。

 

 母親「でも!ゴンじいは有名なハンターだったんだし…!あの娘(コ)だっていつかはきっと島を」 ギン「出ないからねッッ!!」姿すら見えなくなった森の奥から、両親のやりとりが聞こえるはずもないのに叫び返す娘。父親は楽しそうにつぶやく。父親「お見通しだね」

 

 場面が変わり、ミトのころから続くお店。主はきれいにさばかれ全ての部位が下ごしらえされている。作業をしながらギンの独白。ギン(お母さんはわかっていない…)(じいがハンター時代の思い出を楽しそうに話す時、大ばぁばがさり気なく席を外していること)(ノウコばばの相槌が全て誰かからの伝言で、ばばがじじのそばにいられなかった寂しさを控えめに滲ませていること)包丁を持つ手でまな板を強くたたく。(私はまっぴらだ!!)(誰かの帰りを何ヶ月も何年も心が締め付けられる想いをしながら待つのも!!自分が誰かを待たせるのも!!)(私は…)

 

 扉が開く音。のんびりとした穏やかな声が響く。小太りの少年が植物を抱え入ってくる。少年「山菜とったよ~♪ おおっすげ~本当に主を釣ったんだ!」「よ~し島民全員にふるまおうぜっっ」

 

 ギン(私はずっと…ずっと一緒にいたい人と) 少年「皆の喜ぶ顔が目に浮かぶぅ♪」「さあ、始めよ~♪」 ギン(ずっと一緒にいる!!)「うんっっ!!」満面の笑顔で料理を作る2人。

 

 島から一羽の鳥が飛び立つ。大空を鳥が舞う。鳥の下にはどこかの街。様々な人々。誰かの息子、誰かの娘、誰かの孫が色々な場所で暮らし、誰かと笑顔で交している。それはあのキャラの子どもや、あのキャラの孫かも知れない。鳥が空の彼方へ飛び去る。それを見送っている誰かの後ろ姿。 完

(引用:ORICON NEWS

最後に

今回は長期休載が多く、完結が不安視されている長寿漫画『ベルセルク』と『HUNTER×HUNTER』についてまとめてきました。

NANA 最終回やあひるの空など気になる作品も多く、どうなっていくのでしょうか。

身も心も削って作品を作り上げてくれている先生方には無理せず、わたしたちを楽しませて欲しいですよね!

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