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【朝ドラ】「東京編」で視聴率低下のジンクス?過去作品を振り返る

【朝ドラ】「東京編」で視聴率低下のジンクス?過去作品を振り返る

皆さんは、NHKで毎朝放送される「連続テレビ小説」通称「朝ドラ」を今もご覧になっていますか?現在では、神木龍之介主演の『らんまん』が放送されていますが、あるところでは物語での舞台が途中で別の場所に切り替わる作品は、そのときを越えたあたりから視聴率が低下するというジンクスがあるようです。果たして本当にそうなのでしょうか?そこで、それが実際に起こっているのかを確かめるべく、2010年以降の東京編を含む作品を中心に過去の朝ドラ作品を一緒に振り返りながら、朝ドラ 視聴率の変化を見ていきましょう!

「あまちゃん」(2013年上半期)

「あまちゃん」は、女優、モデル、歌手などの芸術面で活動をしている「のん(能年玲奈)」がヒロイン役「天野アキ」を演じるオリジナルストーリーで、第1部(第1週~第12週)は岩手県を舞台に、第2部の前半(第13週~第22週)が東京を舞台にしております。ストーリーは、第1部ではヒロインが故郷に行って祖母の後を追って海女になりますが、そこであることから人気が出始めて地元のアイドルになります。そして第2部に入ると、地元アイドルたちをあつめたアイドルグループにスカウトされ、東京にもどりアイドルになるための活動をするという展開になります。流行語にもなった「じぇじぇじぇ」という方言があって一時期話題になりましたね!

「あまちゃん」の視聴率の変化は?

ここで、「あまちゃん」の第1部(故郷編)と第2部(東京編)のそれぞれの平均視聴率を見てみます。すると、第1部の平均視聴率は19.7、第2部は20.9になっており、東京編を越えてからは視聴率が平均的に上昇していることがわかりますね。というわけで、「あまちゃん」にはジンクスどおりにいかなかったという結果になりました。

「ごちそうさん」(2013年下半期)

「ごちそうさん」は、数々のドラマや映画で活躍した女優「杏」がヒロイン役「め似子」を演じる大正・昭和期が時代設定されたドラマです。第1週~第5週までは東京を舞台にし、ヒロインの「め似子」の幼少期から学校卒業までの出来事を描いています。そして第6週~最終週までは大阪に移り、嫁入りした西門家での暮らしや戦時中、終戦後の主人公の生活が描かれていました。家族間での問題をおいしい料理で解決していき、戦時中において困難があってもそれに立ち向かっていく主人公がとても勇敢に見えます。また、実際にあった出来事がドラマにも出てくるので、ストーリーにリアリティがあってドラマについ没入してしまいますね!

「ごちそうさん」の視聴率の変化は?

それでは、東京を舞台にした第1週~第5週と大阪を舞台にした第6週以降の視聴率を比べてみましょう。第5週までは平均視聴率は約21%を維持しています。そして第6週に入りその翌週も21%を保ち続けていました。すると、第8週から平均視聴率はだんだんと上昇していき、第11週では最大の24%を記録していました。よって、「ごちそうさん」でもジンクス通りにはいかなかったです。

「まれ」(2015年上半期)

「まれ」は、土屋太鳳が演じる主人公「津村希(つむらまれ)」がパティシエを目指して成長していく物語です。舞台は石川の能登→横浜→能登という風に移っていき、第1週~第17週を能登と横浜、第18週から最終週までを能登としています。あらすじは、幼い希が父に振り回されることをきっかけに夢が嫌いになりますが、高校3年生のときに夢を追いかける人々に出会い、希も夢を見るようになります。そこでケーキ作りのコンテストに挑みますが結果は出ず、ケーキ作りを趣味と割り切りますが、パティシエの祖母と出会うことでパティシエの夢を実現させることを決めたところから物語は展開していきます。主人公が活発でパティシエが人々にお菓子を届けて喜びを与えることから、この朝ドラには視聴者に元気をくれるようなものになっているのかもしれませんね!

「まれ」の視聴率の変化は?

では、ここで「まれ」の視聴率の変化を見ていきましょう。序盤の第1、2週の平均視聴率は20.6%と21%となっており、それ以降は約19%を維持し続けています。20%を達している週もありましたが、初回から最終回を通しての視聴率は19.4%となりました。視聴率の変化は場所が変更されても特に変わらず、これまたジンクス通りにはいかなかったです。

「らんまん」の視聴率はどうなっている?

ちなみに、冒頭で少し紹介した「らんまん」ですが、その視聴率はどうなっているでしょうか?第6週から東京編が開始しましたが、調べたところによると、最初に比べて第6週からの平均視聴率はどんどん上がってきているようです。ここでも、舞台が変わると視聴率が低下することはありませんでしたね。

場面転換で朝ドラ 視聴率低下のジンクス…その真相は?

今回は4作品しか調べられませんでしたが、紹介した作品たちの視聴率の変化を見る限り、場面転換が起こっても視聴率の低下はほとんど起きない、変化がドラマによってバラバラという結果になりました。低下というよりむしろ向上しているようにも見えますよね。結局、物語の舞台が変わることと朝ドラ 視聴率の低下はまったく関係がないというわけでしたね。

まとめ

今回は、場面転換によって朝ドラ 視聴率の低下のジンクスが本当であるかを確かめるために、過去にあった作品を振り返ってみました。面白い作品がたくさんあるので、気になった方は過去の朝ドラ作品を見てみてくださいね!また、現在放送されている「らんまん」も人気が上がってきているようなので、これを機にご覧になってはいかがでしょうか?

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