今注目の「早期リタイア」新たなライフスタイルを実現させるには？

社会人になってから「会社を辞めたい」と思ったことは、誰でも1度はあるのではないでしょうか。会社では、給料・やりがい・人間関係・労働時間など、悩みの原因となる要素がたくさんありますよね。

会社を辞めたいと思ったことがある人におすすめなのは、新たなライフスタイルとして注目を集めている「セミリタイア」や「早期リタイア（アーリーリタイア）」です。今回の記事では、早期リタイアを実現するために始めるべきことについて解説します。自由な暮らしをしたい人の参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

セミリタイアと早期リタイアの違いとは？

「セミリタイア」と「早期リタイア」では、退職後のライフスタイルが異なります。まずは、両者の違いを知っておきましょう。

セミリタイアとは

セミリタイアとは、ある程度の資産を形成後に会社を早期退職し、フリーランスやアルバイト、配当金などで収入を得ながら生活することを指します。

早期リタイア（アーリーリタイア）とは

一方、早期リタイア（アーリーリタイア）とは、仕事をしなくても生活できる資産を形成してから、定年前に早期退職することです。早期リタイアは、退職後には仕事をしないスタイルであるため、セミリタイアよりも多くの資産が必要です。そのため、仕事をして給料を貰うだけでは早期リタイアは難しく、しっかりとした準備が欠かせません。

早期リタイアを実現させるために取り組むべきこと3選

早期リタイアしたい人は、ご紹介する3つのことに取り組んでみましょう。

①家計支出の見直し

地味に思われるかもしれませんが、家計支出の見直しは早期リタイアするにあたって重要な要素です。1ヶ月あたりの支出を1万円抑えると、年間12万円の節約になります。20年、30年の期間で考えると、見直しするのとしないのでは大きな差に繋がるでしょう。

家計支出を見直す対象としては、スマホプラン・保険・住宅ローン・インフラ関連などの固定費が挙げられます。無理な倹約は長続きしづらいため、生活水準を下げないように支出を抑えるのがポイントです。

②副業を始める

会社に勤めているだけでは貯蓄の限界があるため、副業を始めるのも1つの方法です。高齢化の背景から、会社員の税金負担額は年々増加しており、貯蓄しづらくなってきているのが現状です。税金負担額を抑えて収入を増やしていくためには、青色申告制度や経費が使える副業によって節税して、早期リタイアを目指すべきです。

副業も簡単に始められる時代になってきているため、自分に合う副業を見つけて資産形成していきましょう。もし、副業を始めておくと、早期リタイア可能な資産に達しなくても、セミリタイアを視野に入れることができますよ。

③資産運用を始める

貯金していくだけではなく、資産運用を始めることで、資産形成の速度を上げることが可能です。現在の普通預金の金利は0.001%〜0.2%程度ですが、投資による資産運用であれば5%程度の利回りが期待できます。そのため、給与や副業などによって稼がなければならない資金を減らせます。

投資手法には、FX投資・株式投資・不動産投資などが挙げられます。しかし、どの投資も知識をつけずに始めると、資産を減らしてしまう可能性が生じてしまいます。途中で失敗して挫折しないよう、正しい知識を身につけてから投資を始めるようにしましょう。

早期リタイアするために必要な資産額は？

早期リタイアするために必要な資産額は、最低でも「1億円」は見積もっておくとよいでしょう。ただし、人によって、家族構成・家計支出・年齢は異なるため、それに応じて必要な資産額は変動します。各々で将来必要な資産額をシミュレーションして概算しておくと、目標が明確になって計画を立てやすくなりますよ。

また、治療費や教育費など予期せぬ出費が発生する可能性があることは、頭に入れておく必要があります。想定外の事態にも対応できるよう、余裕を持った計画を立てておくことがおすすめです。

まとめ

今回の記事では、新たなライフスタイルとして注目されている「早期リタイア（アーリーリタイア）」についてご紹介しました。早期リタイアは、自由な時間を手に入れられることが魅力的ですが、会社に勤めているだけでは達成することが困難です。そのため、家庭支出を見直した後には、副業や資産運用に取り組むことで資産形成していきましょう。