『麒麟がくる』第8話で、帰蝶が信長に嫁入りし美濃を去りました。
第9話では入れ替わるように、明智光秀の正妻となる熙子が登場します!
熙子と光秀は戦国きってのおしどり夫婦と呼ばれ、仲の良さを証明するようなエピソードがいくつもあります。
- 婚前に皮膚病を患い顔に後の残った熙子を「心が美しい人」と光秀は嫁に迎え入れた
- 明智城から逃げる際、身重の熙子に無理させまいと光秀は背負って逃げた
- 光秀の資金難を切り抜けるため熙子は自分の髪の毛を売った
二度目の夫婦役となる木村文乃さんと長谷川博己さんが、この夫婦をどう演じてくれるのかとても気になりますね!
【キャストビジュアル公開】
熙子(ひろこ)
木村文乃#麒麟がくる pic.twitter.com/HWmEfKjjBL— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) December 18, 2019
今回は熙子と光秀にまつわるエピソードから二人の愛情の深さを考察し、また熙子を演じる木村文乃さんについてご紹介します!
熙子と明智光秀は戦国きってのおしどり夫婦
麒麟がくるきたぞ~✨
熙子様~💖#麒麟がくる#木村文乃 pic.twitter.com/G0mfbykxVt— 稀猫😺 (@hikarun_1019) December 15, 2019
熙子と明智光秀といえば、戦国きってのおしどり夫婦でとても仲が良かったと有名です。
一夫多妻制で側室を迎えることが当たり前だった時代に光秀の妻は正妻の熙子ただ一人だったといわれています。
二人がどれほど仲睦まじかったのかを後世に伝えるエピソードがいくつか残っているのでご紹介します。
顔に傷も気にならない熙子の「心の美しさ」
熙子は光秀と婚約してから疱瘡(ほうそう)にかかってしまいます。
疱瘡は天然痘(てんねんとう)とも呼ばれる皮膚の病気で、治っても顔に痘痕(あばた)といわれる跡が残ります。
女性にとって顔に傷があるのは良いことではありません。
熙子の父は熙子の妹を代わりに光秀に嫁がせようとしますが、光秀は「人の容貌は年月で変わるが心の美しさは変わらないものです」と返し、熙子と結婚したといわれています。
熙子と光秀は幼馴染のような関係であったようです。
顔の傷を気にしない光秀の器もさることながら、付き合いの長い光秀から見ても、熙子は顔の傷が気にならないくらい心映えの良い素晴らしい女性だったのだのではないでしょうか。
熙子を背負って逃げる光秀の逃避行
ついに……ついに熙子が参戦です!!!
待ってたあああああああああああああああああああああああ!!!#麒麟がくる#熙子がくる pic.twitter.com/RTbVfAvvEw— 明智光秀 (@m_akechi_) March 8, 2020
1556年、斎藤道三と対立した斎藤義龍によって明智城は攻め落とされてしまいます。
熙子と光秀は城から逃げますが、その時熙子は光秀の子を身ごもっていました。
もちろん妊婦が森の中を駆け回るような逃避行などできるはずがありません。
そのため光秀は身重の熙子を背負って越前国(現在の福井県)まで逃げたといわれています。
重い甲冑をつけてさらに妊婦を背負うというのは並大抵のことではありませんが、熙子を守りたいという光秀の想いが伝わってくるエピソードですね。
斎藤道三と斎藤義龍はなぜ対立したのか?についてはこちらの記事がおすすめです。
光秀のために髪を売る熙子の「内助の功」
越前国に逃げたあと、光秀はしばらく朝倉家に仕えることになりますが、暮らしぶりはなかなか厳しかったようです。
光秀は連歌会という、平たく言えば宴会の幹事を任されることになりますが、光秀には十分な資金がありませんでした。
そこで熙子が自分の髪を売り、そのお金を工面したといわれています。
武家の女性といえば長く美しい黒髪の印象があります。
その髪をバッサリ切ってしまうなんてとても決断のいることだったでしょうし、それほどまでに光秀のことを大切に想っていたからこその行動ではないでしょうか。
また、光秀は熙子にとても感謝し「出世しこれ以上苦労はさせない」と誓ったといわれています。
その後、光秀は織田信長に仕え、出世の道を歩んでいくことになります。
その時の朝倉家当主である朝倉義景にはユースケ・サンタマリアさんがキャスティングされており、その時のことも描かれるのではないでしょうか。
松尾芭蕉も一句読む良妻ぶり
江戸時代の俳人として有名な松尾芭蕉が、熙子を詠んだ句を残しています。
月さびよ 明智が妻の 咄(はなし)せん
現代語にすると「寂しい月あかりのもとで、明智光秀の妻の話をしよう」というところでしょうか。
松尾芭蕉が又幻という人の家に泊めてもらったときに、又幻夫婦が貧しいながら精一杯のもてなしをしてくれたことに感動して詠んだ句です。
「あなたがたの美しい心掛けは必ず報われる日がくる」という意味が込められています。
最後には主君である織田信長を裏切る明智光秀ですが、どこか憎めず今も愛されているのは熙子とのやりとりや夫婦愛があるからではないでしょうか。
熙子を演じる木村文乃さんについて
木村文乃さんのプロフィール
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本名:木村文乃
誕生日:1982年10月19日生まれ
出身:東京都
身長:164cm
靴のサイズ:24cm
木村文乃さんは2006年に映画『アダン』で女優デビューし、同じ年にNHK大河ドラマ『功名が辻』でテレビドラマ初出演します。
最初のテレビがNHKってすごいですね。
しかし、2009年ごろアトピー性皮膚炎の悪化などを理由に一時休業し2010年に復帰します。
休業期間中はファミレス、病院の受付、結婚式場の介添えなどのアルバイトをされていたそうです。
新婦より映えちゃいそうですね。
休業の理由となったアトピー性皮膚炎は今も続いていますが、徹底したスキンケアや食事療法などでコントロールしながらお仕事をされています。
インスタグラムではご自身でつくられたおいしそうな料理の写真がたくさん並んでいます。
いわゆるインスタ映えするようなきれいな料理というだけではなく、野菜たっぷりでバランスのよい食事をされているのがよくわかります。
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2016年に俳優養成所で講師をしていた男性と結婚しますが2019年に離婚されています。
熙子を演じるにあたって
20200203 成田山節分会
木村文乃さん(@FUMINOKIMURA23)
煕子役の木村文乃さん。今日も可愛いかったです💕#麒麟がくる #木村文乃 pic.twitter.com/IRNjH81B5B— パクチー🌿 (@uyu_knm_) February 3, 2020
熙子を演じるにあたり、『麒麟がくる』公式HPで木村文乃さんはこのようにコメントしています。
長谷川博己さんとは以前に共演させていただいたこともあり、リハーサルで目を合わせた瞬間に2人の空気感のようなものが広がったので、長谷川さんに身を任せてお芝居をすれば、ちゃんと夫婦の関係を築いていけるなと感じました。
木村文乃さんは2013年にドラマ『雲の階段』で長谷川博己さんと夫婦役を演じたことがあります。
光秀と深い愛情で結ばれ、互いに支えあう夫婦をばっちり演じてくれそうな木村文乃さんの演技に期待が高まりますね!
まとめ
- 熙子と明智光秀は戦国きってのおしどり夫婦
- 熙子を演じる木村文乃さんについて
の二つをご紹介しました。
木村文乃さんも長谷川博己さんも優しい雰囲気を持った俳優さんなので二人の仲睦まじい様子が今からイメージできてとても楽しみです!
十兵衛に想いを寄せる駒の今後の展開も気になるところです。
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