【エール】ネタバレ｜第80話 10月2日(金)
音楽挺身隊の活動に参加している音は、慰問先の人も一緒に歌を歌ったら楽しめるのではないかと提案し、選曲を担当することになりました。
寝ても覚めても、どの歌にしようかと考える音。
その日の夜、鉄男と木枯が酒を持って古山家にやってきます。
裕一よりも先に音楽界で名を売った木枯ですが、最近では彼の曲は軟弱だと言われ、売れなくなっていました。
それを聞いた鉄男は、「今の音楽業界では戦意高揚の曲ばかりが求められ、それがいやで新聞社に戻った。」と告げます。
それに比べて今や売れっ子の裕一。
裕一は、「僕は求められている曲を必死で作っているだけだよ…」と話すのでした。
その後もみんなで夜遅くまで飲みあかします。
裕一と鉄男が寝たのを見届けると、木枯は一人で帰ることにしました。
帰り際、木枯は音に「裕一は変わらないですね。真っ直ぐで…。利用されなきゃいいけど。」と、気になる言葉を残しました。
翌日、喫茶「竹」に行くと、「いったん店を閉めることにしたよ。」と喫茶のマスターから聞かされ、音は寂しさを感じます。
日曜も午後からラジオ局で曲を作り休みのない裕一に、鉄男が実は日本の状況は厳しいことを伝えました。
そんなことは知らなかった裕一は、初めて本当の日本の現状を知るのでした。
選曲を任された音が、みんなで歌える曲を考えリストにして持って行きます。
リストを見て、「どういう基準で選んだのですか？」と尋ねる顧問の神林。
「歌いやすくて、心豊かになれる曲を選びました。」と音が答えると、神林は「音楽は軍需品。戦争の役に立たない音楽など必要ありません！」と言います。
音は、「音楽は音楽だと思います…」と言い返すと、神林は「あなたは何のためにここへ来たのですか？お帰りなさい。挺身隊に非国民は必要ありません！」と言われてしまいました。
家に帰った音は、畑を耕しながら非国民だと言われたことがショックで立ち直れません。
みんなが同じ考えでないといけない今の状況が耐えられない音。
裕一は、「自分たちにやれることをやっていくしか方法はないよ…」と慰めます。
そこへ、一人の男性が古山家にやって来ます。
彼は、裕一に召集令状を渡すのでした。
【エール】感想｜第80話 10月2日(金)
音楽挺身隊に参加して、音楽を通して人々を喜ばせることができた音ですが、顧問の神林から非国民扱いをされてしまいましたね…。
「音楽は軍需品であって、楽しむものではない！」と話す神林。
でも、戦意高揚のための歌なんて虚しすぎますよ！
私としては、音が音楽挺身隊を辞めることになってよかったと思います。
音には音の考えがあって、いつの時代も彼女のやり方で生き抜いてほしい！
誰からに媚びたり、強制されたりする生き方は音に似合いません。
非国民扱いされて落ち込んだかもしれませんが、これからも音のやりたい方法で、音楽を守っていってほしいと感じました。
そして、久しぶりに木枯さんが登場して驚きました～！
レコード会社を移籍した彼が、今はどうしているのかと気になっていたのですが、曲が売れずに困っていたんですね。
裕一よりも先に売れたので、今も悠々自適に暮らしていると思ったのですが、そう簡単ではないようです。
そんな木枯さんにも彼女ができたようで、おめでとうございます！
末永くお幸せに～♪
木枯さんは今の世の中が求める音楽を作れず思い悩んでいますが、それは鉄男も同じだったんですね。
彼が新聞社に戻った本当の理由は、戦意高揚の歌ばかり作らされて、それが嫌で歌詞を書くことを今は休んでいるようです。
木枯さんが古山家を後にする時に、「利用されなきゃいいけど…」とつぶやいていました。
この言葉、とっても気になります。
裕一は日本が戦争で勝ち続けていると信じて曲を作っているのですが、どうやら状況はその反対のようで、負けているからこそ戦意高揚の曲が求められているようです。
この事実を知った裕一はこれからも曲を作り続けることができるのか？と、心配していると、そこへ召集令状が届きました。
ついに裕一も出征の時が来たのかと、悲しくて仕方がありません。
これから古山家はどうなるのか？次週も気になります！
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あらすじ 第80話 10月2日(火)｜予想
音楽挺身隊の活動に取り組んでいた音（二階堂ふみ）は、戦争が激しくなっていくにつれ、戦争に協力していくことへの疑問を抱き始める。
一方、鉄男（中村蒼）が木枯（野田洋次郎）をつれて、一緒に飲もうと突然やって来る。
久しぶりに裕一（窪田正孝）たちは楽しい時を過ごすが、鉄男や木枯は、今の世の中の空気が合わず、創作から離れていると話す。裕一は戦争の今、やれることをやるしかないのではないかと話す。
引用：Yahoo!テレビ欄
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