2020年上半期の朝ドラ「エール」。
藤堂清晴の実在モデルは、遠藤喜美治さんで、遠藤喜美治さんは、古閑裕而の小学校の担任の先生でした。
この記事では、モデルとなった遠藤喜美治さんについて人物像や生涯をまとめます。
藤堂清晴のモデルは遠藤喜美治
遠藤喜美治の概要
・1891年、福島県三春町出身、実家は農家
・音楽好きで小学校で国語や唱歌、音楽を教えていた。
・古閑裕而の小学校3年生から6年生の時の担任の先生だった
普通の先生とは違い、いろんな事を教えてくれたりして、生徒からも人気がありました。
古閑裕而の担任でありながらも、音楽の指導を行い古閑裕而の音楽の才能を開花させた人でもあります。
遠藤喜美治の先生としての活躍を紹介
遠藤喜美治は生徒思いだった
古閑裕而が、小学校3年生の時に新しい先生が来ました。
それが遠藤喜美治でした。
遠藤喜美治は、国語と唱歌、音楽を担当していて、童謡を作らせたり、作曲のやり方等を教えていました。
ちょうど、その頃、新しい運動として、鈴木三重吉氏が「赤い鳥」を発行し、毎月童謡を北原白秋や野口雨情が書いて発表をしている時でした。
遠藤喜美治は、この童謡運動に反応し、生徒に童謡を沢山作らせ、沢山歌わせました。
生徒達は、他のクラスとの違いを感じていて、先生から習った唱歌を得意げに歌ったり、遠藤喜美治を特別な先生と感じていました。
遠藤喜美治は、古閑裕而の才能に気づいていた
遠藤喜美治は、古閑裕而のピアノをひそかに聞いていて、ある事を頼みます。
毎年、2月11日の建国記念日の日に、福島大学の生徒と付属の子供たちとの合同音楽会が開催されていて、そこでのピアノの演奏を古閑裕而にお願いしました。
古閑裕而が、学校の授業で、作文の時間に作った童謡に作曲したものをピアノで弾いた際に、遠藤喜美治は褒めたことがあり、普段から良い意味で目をつけていたのです。
遠藤喜美治が作り上げた合同音楽会は大成功!!
また、大正時代の音楽の時間に、生徒達の作曲したものをクラスメイトの子供達が歌い、その伴奏を同級生が一緒にやるのは、東北の小さな町の小学校では珍しいこと。
大袈裟にいえば夢にも思わないことでした。
この遠藤喜美治が作り上げた音楽会は、学校中の大評判となり、遠藤喜美治は得意気でした。
そしてこの音楽会で、古閑裕而の才能は広まり全校生徒が知ることとなったのです。
遠藤喜美治はどんな人物でどんな性格?
遠藤喜美治は努力家で勉強好き
音楽好きな遠藤喜美治は、他の先生とは違う型破りな教え方をする人でした。
そんな先生だったからこそ、生徒からの評価も高かったのですね。
頭が良くて、色々な事を教えてくれる先生ですが、先生になるまでの道のりは大変でした。
農家の出身ですが、長男ではなかったので継がずに、小学校卒業後から働いていました。
働きながら、中卒検定を受け合格。代用教師になり、それを務めながら勉強に励みます。
そして、文部省教員検定に合格し、正式な教師になりました。
教師をやりながらも、夜の学校に通って私塾も開いていたのです。
小学校を卒業した古閑裕而と再会
古閑裕而の小学校の担任をしていた遠藤喜美治でしたが…
なんと古閑裕而が卒業後、再会するのです。
それは、東京で作曲家となった古閑裕而でした。
卒業後も交流をもっていて、遠藤喜美治は栗田小学校から校歌をの制作を頼まれた時、古閑裕而に作曲をお願いしたのでした。
教え子と先生の関係から、音楽に関わる同志になっていったのでした。
遠藤喜美治を演じるのは森山直太朗
- 1976年4月23日生まれ、43歳
- シンガーソングライターで作詞家・作曲家、母は歌手の森山良子さん。
・2002ねん10月にアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」でメジャーデビュー。
・2003年3月に発表したシングル「さくら(独唱)」が異例のロングヒット!!120万枚を超えるセールスを記録した。その後も「夏の終わり」「生きてることが辛いなら」などの曲も有名です。
最近では、その曲をもとにした「さくら2019」がリリースされましたね。
・歌手でありながらも俳優業へも最近は挑戦しています。
また、俳優業について「音楽やコンサート、舞台で歌うことが自分の仕事だと思っていて」と前置きしたうえで「16年やってきて、これからもう一つ自分のステージをあげていくなかで、違う表現からのフィールドバックは計り知れない。率先してチャレンジしていきたい」と語っています。
まとめ
古閑裕而の担任の先生で、音楽の世界に導いたのが遠藤喜美治だっていうのがよくわかりました。
そして卒業後、大人になってからも再会して音楽の事で関わる存在になっていくなんて素敵な関係ですね。
この遠藤喜美治を演じる森山直太朗さんの演技もとても楽しみです!
ドラマではどんな風に2人の様子が描かれていくのか注目です★
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