『麒麟がくる』に登場する菊丸は史実に存在しない架空の人物です。
たびたび登場し、十兵衛こと明智光秀を助けてきました。
しかしあまりにもタイミングよく現れ、重要な情報を落としていくこの菊丸が、ただの農民だとは思えません。
そしてとうとう第9話で菊丸の正体が明かされました!
- 菊丸は三河の忍びだった!
- 菊丸の『麒麟がくる』での役割
- 菊丸にはモデルがいた?
今回はこの3つのポイントに絞って菊丸という登場人物を深堀していきます!
【キャストビジュアル公開】
菊丸(きくまる)
岡村隆史#麒麟がくる pic.twitter.com/vOPYPsdKkT— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) December 18, 2019
菊丸を演じる岡村隆史さんの多才ぶりもご紹介しますよ。
菊丸は何者?
麒麟がくる File019
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菊丸は『麒麟がくる』に出てくるオリジナルキャラクターです。
駒や東庵と同じように歴史上に存在しない架空の人物で、物語の大事なキーマンとされています。
第1話から三河の農民として登場しますが、農民らしからぬ言動がちょこちょこでてきます。
菊丸は三河の農民?
「周りの役者さんの演技は、すごい迫力なんですよ。見ているだけでグワ〜と引き込まれます。だから僕が出てきたところでちょっと、“ホッ”と落ち着いてもらえたらと思っています(笑)」(岡村隆史)#麒麟がくる pic.twitter.com/KUXQE1JQSc
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) January 15, 2020
『麒麟がくる』第1話は明智光秀の領地「明智荘」が襲われるところから始まります。
野党が持っていた謎の武器が「鉄砲」というものであることを光秀に教えたのが菊丸でした。
なんてことないシーンでしたが、回を重ねるごとに「やっぱりこの菊丸の発言はおかしい?」と思わざるを得ません。
さらに第4話では菊丸は織田信秀の居城まで光秀を道案内します。
そのあと、信秀の追手に襲われ何者かに助けられた時も何かを知っている様子でした。
第7話では織田信長を探しに来た光秀に「朝方港にいれば会えますよ」と言ってのける。
光秀が困ったときにあらわれてひょいひょいっと助けてくれる。
- 光秀に「鉄砲」を教える
- 光秀を織田信秀の居城まで案内する
- 襲われた光秀を助ける?
- 光秀に織田信長に会う方法を教える
これはただの農民の仕事ではありませんよね。
菊丸の怪しい行動が気になる第1話・第4話・第7話のあらすじはこちらからチェック!
第9話でいよいよその正体が明らかになります!
菊丸の正体は三河の忍び!
麒麟がくる File028
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第9話の冒頭で徳川家康の父・松平広忠が何者かに襲撃され、命を落とします。
そこに現れたのが、なんと菊丸。
広忠の脇差を持ち帰った先は、松平広忠の正室にして竹千代(のちの徳川家康)の母である於大の方のいる刈屋城でした。
菊丸は於大の方とその実兄・水野信元に仕える忍びだったのです!
第10話では帰蝶に味噌を届ける光秀にうまくのっかり、織田信長のいる那古野城に忍び込みます。
もはや視聴者に忍びであることを隠すつもりがありません!
視聴者だけでなく光秀にもペラペラと三河の動向を話してしまうので光秀も菊丸のことを怪しんでいるようです。
いつ菊丸の正体が光秀にばれてしまうのかも気になりますね。
菊丸が忍びとして大活躍の第9話・第10話のあらすじはこちらから!
菊丸の言葉が三河の現状を伝える
『麒麟がくる』の舞台は現時点で美濃と尾張が中心になっています。
たまに京まで光秀が出かける程度で三河の描写はほとんどありません。
しかし三河は戦国の三英傑と呼ばれる徳川家康の拠点ですから、今後物語のなかでも重要な場所になっていくことは間違いないでしょう。
その三河で何が起こっているのか、そこに住む人たちがどんな思いをしているのかをアツく語ってくれるのが菊丸なのです。
第4話では三河の現状について話す様子が涙を誘いました。
三河は今川の駿河と この尾張にはさまれて 年中田畑を両方から荒らされて
どちらかの力を借りなければ やっていけない。
若君を人質に差し出して… 悔しいけど そうやって…。
全三河民を泣かせに来るな菊丸…(号泣)#麒麟がくる pic.twitter.com/R2h7c0eRLn
— たこら(麒麟待ち) (@tacora1003) February 9, 2020
第10話では農民にしては踏み込んだ発言だったかもしれませんが、三河の民の正直な気持ちを吐露しています。
今はじっと我慢をされ 行く末三河に戻られ
どこからも指図されない 立派な国を作っていただければそれでよいのです。
どこかの属国でいいとは民は思っていないわよね…
菊丸は三河のために動く乱破ではあるけれど、1人の民としての正直な気持ち#麒麟がくる pic.twitter.com/Bpgvo31DEA
— たこら(麒麟待ち) (@tacora1003) March 22, 2020
麒麟がやってくる穏やかな国を望む光秀の考え方に通ずるものを感じますね。
菊丸のモデルは服部半蔵?
菊丸はオリジナルキャラクターとされていますが、SNSなどでは「菊丸は服部半蔵?」という話題も盛り上がっています。
菊丸やっぱり服部半蔵か?#麒麟が来る
— たつ (@segaku3594) March 24, 2020
#麒麟がくる
菊丸って実は服部半蔵なの??それとも名も無き忍ってこと??— ホシミヅキ (@star0918p) March 22, 2020
服部半蔵といえばアニメのキャラクターを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実在した人物で服部家の当主にその名前が受け継がれます。
そして服部半蔵は徳川家康に仕えていました。
我らは 竹千代様の影となり 命に代えてもお守りいたします
第9話ではこのようなセリフもあり、菊丸がリーダーとなり集団で竹千代の護衛をしている?と考えるとやはり伊賀忍者を率いる服部半蔵なのでは、と思ってしまいますね。
服部半蔵なのかどうか確証はありませんが『麒麟がくる』制作統括の落合将さんは「家康が本役・風間俊介さんになってからも、陰になり日向になり、家康を全力で守っていきます。」とコメントされており、これからの活躍が気になる存在です!
岡村隆史のプロフィール
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生年月日:1970年7月3日
出身:大阪府大阪市東淀川区
血液型:B型
身長:156cm
岡村隆史さんは1990年代からお笑い芸人として第一線で活躍されており、国内で知らない人はいないのではないでしょうか。
運動神経の良さも定評があり、テレビ番組の企画でミュージカルに出演したり、カッコよくダンスするCMに出演したりもしています。
忍びの役にもピッタリのキレキレの動きですね!
俳優としても活躍されており、2019年には映画『決算!忠臣蔵』で優秀助演男優賞を受賞しています。
https://www.youtube.com/watch?v=qk5yTw9imP4
赤穂藩で勘定方(お金を管理する仕事)の矢頭長助役を演じ、お金を湯水のように使ってしまう大石内蔵助とのやりとりは笑いあり涙あり。
同じく主演の堤真一さんに負けない素晴らしい演技が話題になりました!
演技力に運動神経…菊丸の役は岡村隆史さんのためにあったのかもしれません。
菊丸を演じるにあたって
今週は菊丸がのんびり昼寝して慌てて起こされていましたが、前回が前回なのでこれも十兵衛が来るのを察知して演技で寝てたんじゃ、とつい考えてしまいます #麒麟がくる pic.twitter.com/C2zAg8xrrl
— モハヤ人 (@mohayan) March 22, 2020
公式HPでは岡村隆史さんらしい、ちょっと笑えるコメントをされています。
菊丸は、単純で明るい農民です。息を飲むような緊張感のあるシーンが多いなか、菊丸が出てくるとほっと一息つける。そんなキャラクターになれればいいなと思っています。
ただ、単純で明るい農民とはいえ、ちょっと謎な部分もある気がして・・・それについてスタッフさんに聞いてみたのですが、みんな目をそらして誰も教えてくれないので、僕は知りません!
確かに菊丸が出てくるシーンはちょっとほっとすることが多いかもしれません。
しかし菊丸の正体が明かされるにつれ、シリアスなシーンも増えているように感じます。
ほっこりするシーンもシリアスなシーンも岡村隆史さんはばっちり演じ分けていて『麒麟がくる』をより一層面白くしてくれていることは間違いありません。
これから菊丸が美濃、尾張、そして三河を縦横無尽に駆け回りどのような活躍をしてくれるのか楽しみです!
まとめ
- 菊丸の正体は三河の忍びだった!
- 菊丸を演じる岡村隆史さんについて
の二つをご紹介しました。
今後、徳川家康の成長につれて菊丸の活躍の場も増えてくるでしょう。
三河の忍び・菊丸が明智光秀とどのように関わってくるのか目が離せませんね!
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