こんにちは、どら子です。
朝ドラ『スカーレット』後半で、ヒロイン・喜美子に影響を与える人物として、
西川貴教さん演じるジョージ富士川があげられています。
そんなジョージ富士川さんですが、モデルとなったのはあの日本を代表する美術家・岡本太郎さんだと言われています。
今回は、スカーレットのジョージ富士川、そして岡本太郎の人物像や生涯などついて詳しくお伝えします!
ジョージ富士川(西川貴教)のモデルは岡本太郎
岡本太郎の概要
- 漫画家の岡本一平さんと歌人で小説家・かの子さんを親に持つ。
- 「太陽の塔」など数々の芸術作品を世に送り出す。
- 「芸術は爆発だ」「何だ、これは!」などの名言でそのキャラクター性にも注目された。
生涯に渡り、芸術家として岡本太郎さんは活動しました。
作品も名前も多くの人に知られている日本を代表するアーティストのひとりです。
朝ドラ「スカーレット」では、神山清子さんをモデルにした主人公の喜美子が、サイン会に行くというシーンがありましたね。
実際には神山清子さんと岡本太郎さんが、接点を持つことはなかったようですが、ドラマの中での喜美子とジョージ富士川はお互いに刺激を受け合う関係となるようです。
岡本太郎の波乱万丈な人生を紹介
岡本太郎さんは「スカーレット」では、ジョージ富士川という名前で登場します。
再登場を果たした、世界的な芸術家のジョージ富士川さん!
自由で大胆な発想で、きみちゃんと八郎さんに大きな影響を与えてくれましたね🙋♂️
そんなジョージ富士川さんを演じる #西川貴教 さんのインタビューをぜひご覧ください👇#スカーレット pic.twitter.com/bcIc7zJxvv— 朝ドラ「スカーレット」第14週 (@asadora_bk_nhk) 2019年12月28日
岡本太郎さんは、神奈川県橘樹郡(現在は川崎市)で産まれました。
漫画家の岡本一平さんと歌人で小説家・かの子さんの長男にあたります。
そんな芸術家の両親に育てられた岡本太郎さんですが、小学校に馴染めず、いろんな学校に入校、転校を繰り返しました。
やがて、岡本太郎さんは、慶應義塾普通部を卒業し、東京美術学校へ進学しました。
その後、岡本太郎さんは、ピカソの『水差しと果物鉢』という作品に出会い、刺激を受けます。
「ピカソを超えたい」という思いに突き動かされて絵画制作に打ち込んだ岡本太郎さんは、代表作となる「傷ましき腕」を完成させます。
「傷ましき腕」は、二科展に出品して受賞しました。
しかし1942年、岡本太郎さんは兵役召集されます。
太平洋戦争が終わる1945年までの間、帝国陸軍兵として中国戦線へ出征しました。
戦争で、これまで作り出した全ての作品を焼失した岡本太郎さんですが、再び制作に取り組みます。
そして、第35回二科展では「夜明」や「森の掟」などを発表しました。
さらに、1960年代後半には、メキシコをのホテル経営者から壁画の制作依頼を受け、代表作「明日の神話」を生み出すことになります。
そして、大阪で開催された万国博覧会では、シンボルタワーとなる「太陽の塔」を制作しました。
「太陽の塔」は、今もなお、日本を象徴する建造物であり、多くの観光客を楽しませています。
また岡本太郎さんは、テレビ番組にもたくさん出演されていました。
特に「鶴太郎のテレもんじゃ」では、「芸術は爆発だ」「何だ、これは!」などと叫んでいる岡本太郎さんが印象的であり、一躍誰もが知る芸術家となりました。
しかし、岡本太郎さんは、1996年1月7日、パーキンソン病による急性呼吸不全で永遠の眠りにつきます。
84歳でした。
岡本太郎さんが亡くなって三年後の1999年10月30日、川崎市岡本太郎美術館が作られました。
岡本太郎はどんな人だった?
岡本太郎さんの名言を紹介しましょう。
『持って生まれた性格は、たとえ不便でも、かけがえのないその人のアイデンティティなんだから、内向性なら自分は内向性なんだと、平気でいればいい。』
人見知りだったり塞ぎ込みがちだったり、自分で自分の性格が嫌になることってありますよね。
でも、そういう部分も自分自身の個性だと認め、堂々と生きていけばいいではないか!ということですね。
誰もが前向きになれる素敵なメッセージだと思います。
岡本太郎さんはご両親ともに有名人です。
人との付き合いに収入のほとんどを使い込んでしまう有名漫画家の父親と、文学にしか興味がなく家事や育児がかなり苦手な小説家の母親。
岡本太郎さんが「芸術は爆発だ!」なんて言っちゃう独特の完成に溢れる人物に成長したのも納得できますね。
岡本太郎さんは信楽焼の赤に取り憑かれたように夢中になったと言われています。
信楽焼の可能性をより広げた岡本太郎さんは信楽の名誉町民に選ばれました。
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岡本太郎を演じるのは俳優・西川貴教
「スカーレット」で、岡本太郎さんをモデルにした芸術家・ジョージ富士川を演じている西川貴教さんについて紹介いたします。
★西川貴教プロフィール
生年月日:1970年9月19日
出身地 :滋賀県野洲郡野洲町(現・野洲市)
ジャンル:J-POP、ロック
職 業 :ミュージシャン、歌手、作詞家、俳優、声優
担当楽器:ボーカル、ギター
主なテレビドラマ出演作品
- ビューティフルライフ(2000年)
- 介護エトワール(2006年)
- おくさまは18歳(2011年)
- 連続テレビ小説 スカーレット(2019年)
- ひみつ×戦士 ファントミラージュ! (未定、テレビ東京)
言わずもがな、アーティストのT.M.Revolutionこと西川貴教さん。
ミュージシャンとして、バラエティタレントとして大忙しの西川貴教さんですが、俳優としての顔も持っています。
西川貴教さんが過去に演じた役柄で印象深かったのは、木村拓哉さん主演ドラマ「ビューティフルライフ」での美容師役ではないでしょうか。
今回の岡本太郎さん(ジョージ富士川)役は、「ビューティフルライフ」以来の印象的な役となることと思います。
やはり西川貴教さんには、アーティストの役が似合うのかもしれませんね。
スカーレットのジョージ富士川(西川貴教)の実在モデルは岡本太郎|まとめ
今回は、朝ドラ『スカーレット』で有名な芸術家ジョージ富士川のモデルとなった岡本太郎さんについてまとめてみました。
「自由は不自由や~!」というジョージ富士川がヒロイン喜美子に与えた影響は計り知れません。
まだ今後も登場するのか気になるところですが、喜美子の陶芸家としての活躍がまだ描かれていないのでそのあたりで再登場するかもしれませんね。
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