エール

【エール】村野鉄男(中村蒼)の実在モデルは野村俊夫のネタバレ!日本を代表する作詞家

2020年上半期の朝ドラ「エール」。

村野鉄男(中村蒼)の実在モデルは、作詞家の野村敏夫さんで、野村敏夫さんは数々の曲を世に残した作詞家でもあります。

この記事では、モデルとなった野村敏夫さんについて人物像や生涯をまとめます。

村野鉄男のモデルは野村俊夫

野村敏夫の概要

・日本を代表する、作詞家で詩人。本名は鈴木喜八。

・1904年、11月21日生まれの福島県福島市出身。

・子供の頃から作曲家の古閑裕而と仲が良かった。

・担当した作詞は2000曲以上!

古閑裕而の近所に住んでおり、子供の頃は一緒に遊んでいました。

そして、大人になってもその関係が続き、作詞・作曲家の関係になっていたのです。

なんだか良い関係ですね♪

野村俊夫の作詞家としての苦悩な人生を紹介

野村俊夫を作詞家に導いたのは古閑裕而だった

野村俊夫は、最初から作詞家をしていたわけではありませんでした。

1924年、20歳の頃に福島新聞社に入社。

詩を発表したり、編集部・報道部・文芸欄を担当していましたが1931年に退社します。

すでにコロムビア専属作曲家として上京していた古閑裕而にすすめられ、野村俊夫も上京を始めました。

その年に、古閑裕而と組んだ初めてのレコード「福島行進曲」をリリース!

この頃からフリーの作詞家として活動を始めたのです。

野村俊夫は2000曲以上も作詞していた

野村俊夫は、古閑裕而とタッグを組んで作った「福島行進曲」でデビューします。

その後、2000曲ほどの作品を作り上げていきます。

作詞家として活動を始め、まずヒットさせたのが「忠治子守歌」です。

ねんねころりと~♪から始まるこの曲は、作曲家の服部逸郎さんと作った曲です。

そして誰もが聞いたことがある「ほんとにほんとにご苦労ね」。

これは戦地の酒盛りの時によく歌われていて、戦後、ドリフターズが替え歌を歌って大ヒットしました。

「湯の町エレジー」は、歌手の伊藤久男さん、作曲家の服部逸郎さんと熱海で酒を飲んでいた時のエピソードを歌詞にしています。

その他にも「宣戦布告の唄」や「さよならおっかさん」「暁に祈る」など有名な曲を作り上げています。

1曲、1曲に自分のエピソードや気持ちなどが込められていて、歌詞素晴らしさが伝わってくる作品ばかりだなあと思いました。

福島の3羽ガラスの一人が野村俊夫

上でも紹介した「暁に祈る」。

「暁に祈る」という映画の主題歌を日本コロムビアが任せられ、その時に作った曲です。

作詞は野村俊夫、作曲を古閑裕而、そして伊藤久男が歌うこのになり、この曲は映画よりも爆発的にレコードが売れ、大ヒットしました。

だいぶ作詞に悩み、7回も書き直したそうです。

それだけ、手をかけた作品だからこそ大ヒットにつながったんですね~♪

これがきっかけで、3人はトップスターの仲間入りを果たします。

そして3人とも福島の出身なことから「福島のカラス」と呼ばれました。

関連記事:福島3羽ガラス【エール】を徹底解説!メンバーや意味が面白い!

野村俊夫はどんな人物?

 

野村俊夫の実家は、魚屋さん「魚忠」を営んでいました。

その家の3男として産まれ、ガキ大将に育っていきます。

小学校を卒業後、福島商業学校へ行くも、病気や家庭の事情で中退。

そして、福島県のお金持ち・角田林兵衛の家に奉公へ出ることに。

そして、奉公しながら15歳の時に、新聞雑誌に俳句や童話を、投稿するようになり、そこでペンネームとして「野村敏夫」を使い始めたのです。

そんなことをしているうちに、学問に興味がわき独学で勉強を始め、福島新聞社で働くようになります。

新聞記者として働きながらも、詩も書くようになり、詩の雑誌「北方詩人」にも投稿していました。

そして、古閑裕而に誘われ、作詞家の道へすすんでいったのです。

野村俊夫は最後まで音楽に貢献していた

野村敏夫は、お酒が大好きで、歌手の伊藤久男と作曲家の服部逸郎と毎晩のように飲み歩いていました。

気持ちや脳内がリラックスされて、良い歌詞がかけたのもそのお酒のおかげもあるかもしれませんね~!

作詞活動を終えると野村敏夫は、日本音楽著作家組合の役員となりました。

出所を明示すれば無料でレコードを興行や放送に使用できる事を規定した法律の改正に尽くしていきます。

そして、昭和16年、日本音楽著作権協会の理事に就任。

音楽家の権利拡大に貢献しました。

今の音楽業界があるのも、野村敏夫のおかげでもありますね★

その後、十二指腸潰の手術を受けるが、術後の腸閉塞により、昭和41年に亡くなってしまいました。

まだ若く、62歳でした…。

野村俊夫を演じるのは中村蒼

・1991年3月4日生まれ、28歳で福岡県福岡市出身。

・俳優

・2005年11月に行われた第18回、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの最終選考会にてグランプリを受賞し、芸能界入りを果たす。

・2006年10月、舞台「田園に死す」に主演し、俳優としてデビューする。

・2007年7月、連続テレビドラマ「BOYSエステ」でドラマ初主演。11月には「恋空」に出演し、映画初主演を果たす。

・2017年、一般女性と結婚。2人のお子さんをもつお父さんでもある。

まとめ★

2足のわらじをはいていたと言っても、おかしくない野村俊夫さん。

新聞社で働いていて、その後、いろんな事を乗り越えて、作詞家になるなんてとても頭が良くて気が強い人だったのかなあと思いました。

古閑裕而と野村俊夫の友人関係がドラマでどう描かれているのか楽しみですね。

ぜひ、エール御覧ください!★

 

 

 

 

 

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